シンポジウム
International Symposium on Radiological Issues for Fukushima's Revitalized Future
原子力安全基盤科学研究プロジェクト国際シンポジウム
「福島の復興に向けての放射線対策に関するこれからの課題」
5月30日/31日の2日間、パルセ飯坂(福島市)にて、
京都大学原子炉実験所主催の国際シンポジウムが開催されました。
専門家・研究者と一般の方が講演やパネルディスカッション、ポスターセッション等を通して、
今後の課題を議論することが目的ということで、錚々たる面々の中、ご指名を頂き、
誠に僭越ながらパネルディスカッションに登壇致しました。
地元・福島の一旅館経営者です。
難しいことは申し上げられませんが、せっかく頂戴したお時間ですので、
風評被害対策の一環として「旅館」ができることを弊社の取組を事例に
お話をさせて頂きました。
旅館は「衣食住」を提供し、日本文化をお伝えする場所です。
いらっしゃったお客様に「お食事」をお出しできるということは、
大きな強みです。
お食事の中で、生産者さんのことや農業の現状などを少しでもお伝えできればと考え、
福島県産食材を使用しております。
どんな時でも変わらないことですが、もちろん、安全の保証があるものを選択しております。
そのために、生産者との交流が不可欠です。
震災を機に、この結びつきが一層強いものとなったと私は感じております。
しかし、このおかげで私どもは、自信を持ってみなさまにお食事を提供できるのです。
いらっしゃったお客様に、心から楽しんで頂きたい。
癒しの時間を過ごして頂きたい。
思い出を作って帰って頂きたい。
このような気持ちで、みなさまのお越しをお待ちしております。
短い時間で、お伝えしきれたか解りませんが、そんなメッセージを送らせて頂きました。
パネルセッションは、高校生や専門学校生の研究発表もございまして、
伝えられる場がないものかと、少しもったいない気がしました。
大変勉強になる2日間、
貴重な経験をさせて頂きました。
飯坂の仲間たちにも随分お世話になりました!
ありがとう!!
取締役常務 菅野豊臣